夢アモールの芹香さんの腰つきとノーブルな愛ちゃんと宙組スターのカラーの話
ひどいタイトル。
先日宙組さんの「『シトラスの風-Sunrise-』~Special Version for 20th Anniversary~」を観たときにむちゃくちゃインパクトがあったのが夢・アモールのキキちゃんだった。
シトラスをちゃんと見るのは初めてだったけど夢アモールはさすがにタカスペやなんかで見たことがあったので脳内の映像と無意識に比較しながら見てたわけですが、え、なんか芹香斗亜氏色っぽくないです??とびっくり。
やー花組でかっこよくなったな、驚いちゃったわ、という記事はこれまで何度も書いてて分かってるつもりだったんだけど、組替えしてカラーの違う方々と並ぶとまたその違いが一層くっきりしておもしろいもんだね~~。
「あ~夢アモール♪」のとこだっけか、横にステップするところ、そこで首とあと特に腰!にニュアンス付けてるのがすごくよくわかるー!セクシー!セクシーだよキキちゃん!
いやかっこよくなったとは思ってたけどあんなにダンスにこう色というかクセというか付ける人だった?何とも言えずクサくてキザでかっこいいよキキさん。
並んでる真風さん、愛ちゃん、マギーがダンスに関してはすごく素直な感じに見えて意外でした。
特に愛ちゃん、生で見る機会の減ってた私はスカステで見るぐらいだったので「色濃い役をたくさんしてきてクドめでインパクトのあるお芝居をするようになった」ていうイメージだけが先行しちゃってて、スターそのもののカラーとしてもそうなったのかと勝手に思ってたんだけど、今回見て「なんてノーブル...!!」と嬉しいサプライズ。愛ちゃんてノーブルな~。
カラーで言うなら確実に白。身体がまっすぐ前を見ていて、目は常に遠くの美しいものを見つめてる。なんていうかファンタジーの中の人みたい~って思った。
これはまた真風さんがスーツが似合いそうな現代的な男っぽいかっこよさがあるからその対比もあるのかなとも思ったり。
キキちゃんの組替えが発表されたとき、正直「まかキキは星組で一緒にやってたし、愛キキは同期、そして3人とも歌ダンス芝居にものすごく優れてるというわけでなく武器は長身のスタイリッシュさ...ってこれトップ・2番手・3番手とカラーが被りすぎでは??」と思った部分があった。
でも実際ショーで見てみたら3人のスターのカラーは全く違ってたのでこれからを想像してワクワクした。
タイプ分けするなら
真風: リアルメンズタイプ
芹香: キザな男役タイプ
愛月: ファンタジー世界の住人タイプ
な感じ?
愛ちゃんだけ上手く言えない困った。とにかくファンタジーなの。ユニコーンに乗ってそうだもん愛ちゃん。
真風さんがセレブなスーツ、キキちゃんがジゴロのスーツが似合うとしたら愛ちゃんは白いマントが似合う、そんな感じ。
宙組さんおもしろいです。今後がとっても楽しみになった。
宙組 ロマンチック・レビュー 『シトラスの風-Sunrise-』 感想思い出し
もう千秋楽だけどきにしない!
今回私にとっての初シトラスでございました~
...と書こうとしたけどそうじゃなかった、宙組創設時の『エクスカリバー/シトラスの風』を1000days劇場で見てるんだった。
とはいえ覚えてないし映像でも1度見たかどうかくらいだし、2014・2015年の再演時は見てないしで初ですわこれは。
幕開き、「Amour それは...」で衝撃を受けた娘役がパステルカラーのスカートを広げて座ってる始まり方。
これもう洋物だけどチョンパだよね。すき~~~。全ツなら「はわぁ...」って客席から声が漏れるやつ。
ロマンチック・レビューは古臭いと言われてしまうのもわかるけど私はそこが好きだなー。古き良き薫り高さというのかな。
主題歌を聞きながら「私は今ついにシトラスを観ている...!!」みたいな謎の感動に襲われる。
蘭寿さんを好きになって宝塚にハマりこんだのが2009年で、そこから花組に異動するまでの2年間は宙組を観ていたし、もちろんその頃に貪るように宙組にいる蘭寿さんの映像は見てて。
それでもタニちゃんがトップの時代は特に新しいことをやるぞーという感じで新作も多かったし、そもそも宙組の歴史がまだまだ浅くて「宙組とは!伝統とは!!」みたいな感じがなかったから、「シトラスを見ておかねば...」なんていう気持ちは無かった。
それが今回「宙組誕生20周年!!」と打ち出されるとこれは一度拝んでおかねば...!という気分になるし、かの有名なシトラスをぜひ能動的に観劇せねば...!と思わされてしまった。
やっぱり2014年、2015年と再演してるのには20周年に向けて段階を踏んで盛り上げていく意味もあったのかね~。
当時観ていた方は飽きちゃう部分もあっただろうけれども。
そんなシトラス、ほんとにほんとに主題歌が良い。歌詞が良いし曲が良い。グルーヴ感が良い!平たく言えばお祭りっぽさみたいな。
繰り返される「眠る時代を呼び起こせ」のフレーズに否が応でもワクワクさせられる。
あの部分がまた「眠る時代をっ呼び起こっせっ...!」みたいな感じじゃん、謎の囁きコーラスとスタッカートがたまらん。なぜこれほどにも心が動くのか理屈は分からないし古臭いとは思うんだけどとにかくワクワクする。ソワソワする。動き出したくなる感じ。
もーー岡田先生も吉崎先生も天才か。
で歌を聴いてると後ろであのポーズを取ってるすっしーが目に入ったりするんだよね。
それでさらに熱くなる。
良いわー宙組、新しい組かっこいいわー。
宙組公演 『天(そら)は赤い河のほとり』『シトラスの風-Sunrise-』を観た。1
真風さんまどかちゃんトップお披露目おめでとう~~!!!
先日ようやく宙組さん観劇出来ました。
とりあえず印象だけ書き残し。
宙組さんは気づくとちょっと疎遠になってて。まあくん時代プレお披露目のトプハとあとはシェイクスピア/ホッタイしか見てなかった...
まあくん好きだったんだけどなあやっぱり1つの組をがっつり観ちゃうようになると余裕が無くてなかなか...
なので下級生や娘役の名前もふわっとしか分からない状態で。
でも私のよく見ていた頃から変わらず活躍してるスターもたくさんいて、あっきーやえびちゃんやさおちゃんやかけちゃんを見るとああ宙組...!って感じでした。
もちろんすっしーさんにあおいちゃんも。
新トップコンビのお二人はどちらも立派なトップ姿でございました。
真風さん(私の中で真風氏の呼び方が安定していない...)、大羽根が体格に映える~。超華やか~。
私の記憶の中の真風さんよりすごくすごくお歌が上手でなぜかほろり。
まどかちゃんかーわいーい!
かわいらしいのに堂々としててかっこいい感じ。
一人でしっかりしてそうなまどかちゃんが真風さんと並ぶと良い意味で女の子っぽく見えるというか、ヒロイン味が増すというか、なんか写真媒体より舞台で見るべき正しいトップコンビだな~なんて思った。
さてお芝居!
『天(そら)は赤い河のほとり』
主な配役:
カイル・ムルシリ 真風 涼帆
ユーリ/鈴木夕梨 星風 まどか
ウセル・ラムセス 芹香 斗亜
職場の元同僚がすごく楽しみにしていた天河!!
「天河と花咲ける青少年は絶対絶対ヅカでやるべき!!!!!!11」と鼻息を荒くしていた彼女は転職してしまい、住むところも離れてしまって今回一緒に観劇は出来なかったけど元気にしてるかなあ...
(下書きを書いた後偶然にも彼女からLINEが来ていた!無事に観てたみたいで何より)
演目が決まったときに文庫版を3巻まで帰り道のツタヤで借りて読んで、すげー壮大でおもしろい!でも今の私には最後まで読みきる体力が無い!と怖気づき一旦保留にしていた身としては、今回の舞台は正直ダイジェストすぎてなにがなにやらさっぱりだったw
スカステでたくさん予習はしたんだけれども。
ダイジェストでもいいんだ、駆け足で全部やるならやるでいいんだ、いいんだけど...「あの場面かっこよかった!」、「あそこのシーンがすごく印象的!」っていうのに欠けるかなあ。
その分組子がたくさん出ててたくさん台詞があるという利点はあったが。
真風氏金髪ロングもいける~。もっともっとえげつないモテモテ描写が見たかった。
あ、幕開きの「カイル様私を抱いてガールズ」かわいかったな~。
まどかちゃんユーリぴったりね。少女漫画の主人公似合うわ。イキイキしてて。
キキちゃんはビジュアル抜群~。そんで声がいい。ほんとに声がいい。「だぜ?」の滑舌がイマイチなのは見過ごせないけどそれを補って余りあるよね声の良さが。
チャラめな笑顔もナチュラルボーンチャラな感じで板に付くようになってきたぞ。マントが長くてちょっとドキドキするけど見ているとそつがない。そして話題のオッドアイも良く似合う。いいぞいいぞおかあさんは応援しているからね...!
真風さんまどかちゃんそして愛ちゃんとの並びもよく映えて華やかでよいではないかよいではないか。
星組の熱さ、花組のキザさクサさをスパイスに今度は宙組さんのスタイリッシュさを取り入れていくのだね。
ますます今後が楽しみだよう。
黒太子マッティワザ 愛月 ひかる
愛ちゃん顔小さい。ほんとに顔小さいな。久しぶりに宙組さん見て一番のインパクトだったわ。
これまで愛ちゃんて細くて小顔のイメージしかなくて、だから以前スカステでやった92期vs93期のすごろく大会で愛ちゃんが壁役に志願して笑いを取れるほどの肩幅キャラだったのに結構びっくりしたんですが納得~。肩幅があるからなおさら顔が小さく見えるんだ。男役になってくれてありがとうな人種の方ですね。
その他卒業のマギーが期せずして?真っ白なお役だったりせーこが流石の良い役だったり遥羽ららちゃんがかわいかったりずんちゃんがめっちゃ良い声だったりなんやかや楽しかった~。
上にも書いたけど登場人物は多いのよね。
大劇場公演だと「中心人物が少なく濃い人間関係を楽しめるけど組子のほとんどが動く背景な芝居」vs「たくさん組子が出てるけどそのせいで全体に散らかっててお話としてはアレな芝居」、どっちが嫌か究極の選択が発生する恐れがあるのがコワい。
今回のは「たくさん組子が出てるけど話はダイジェストで全部説明台詞で済まされていくので良く分からない、でも最後になんとなく二人はめでたしめでたしで主人公も満足げだしよくわかんないけどまあいっかな?まかまどおめでとう~~☆★」的な感じね。
ビジュアルで許されてる感ある。でもそれが宝塚らしいとも言える。