雑記 KAT-TUN新アルバム『CAST』発売発表に思う
KAT-TUNのアルバムがようやく出るよー!
Jストのリンクを貼っちゃいけないと知ったのでどうしてよいか分からないけどとにかく発売するよ!
4年ぶりですって。もうそんなになるのか。
取り急ぎネットで予約しました。
なにせすぐ忘れるから発表されたその時に予約するのが一番。
かつんを愛でる気力がわかない...という期間に買い逃した者の経験談。
それはさておきtwitterでは『CAST』という単語を引いて様々に思いを馳せている方々がいらっしゃりワクワク。
配役する、キャスティングする、って意味と、あとは釣竿を振るぐらいのイメージしかなかったけど 、"The die is cast." が「賽は投げられた」 の意味である通り、「さいころを振る」という意味があるんだね。
やーんなんかかつんぽーい。
それになんと特典には「KAT-TUNなりきりオリジナル紙製マスクシート」なるお面のようなものがあるらしく、メンバーのお顔のお面を付けてSNS上ではしゃぐヲタどもにより否が応でもバズるのでは...!?という予想を拝見し打ち震えている。
なんという宣伝効果...!!!さすがだな。考えたの誰だ。中丸くんかしら。
とはいえいつも斜め上を行くのも彼らだから予想したものと全く違うのが仕上がってくる可能性もあるけどね。
今回アルバムのリリースが発表されて、ふと4月のとある一日のことを思い出したのでそれだけ書き留めておこうとログインし、久方ぶりに10ks!後の自分の記事を読みました。
文章が幼くて恥ずかしいいいい。
までもあの時はああやってとにかく自分の気持ちを書いておこうということに集中した結果だからあれはあれでよかったんだろうな。
先々月の記憶に残る1日、『Ask Yourself』が発売された次の週あたりかな、CDを3枚取り込んで何気なく車で流しながら通勤したんですが、なんというのかすごくすごく気持ちのいい日で。
寒さが完全に終わって春らしく暖かくなった日に、“何気なく”KAT-TUNのCDを車で聞きながら通勤する...!
「KAT-TUNが日常に戻ってきた」と実感させられると同時に、それがすごく贅沢なことだと思える瞬間だった。
あ~なんかよかったな~。KAT-TUNがまたCDを出してライブをやる時代が戻ってきたんだな~~。としみじみ。
これまで個人的にKAT-TUNには感じたことのない穏やかな気持ちだった。(笑)
これがあるからまたハラハラを楽しめるのかもしれないな。
ちょうどNEWSのよくないニュースが聞かれるここ数日なので、なんつーかナマモノを見守るというジャンルで安泰、平穏なんて無いんだと、いや無いっていうのも信頼してないみたいでアレだけどうーんうーん...と色々考えてしまう。
好きな人にはアイドルしててほしいので馬鹿げた遊び方をされるのはもってのほかだけどだからといって極端に窮屈な暮らしをされてもこれまた馬鹿げてると感じるジレンマ。
まあジャニーズの場合これまで脱退やら解散やらをタブーとして扱ってきた歴史が長いせいで大事になってる感じが否めないので、他のバンドやグループみたいに活動はいずれ終わって当たり前、という空気を作っちゃえば良いんじゃないかなと兼ヅカオタは思う。
120%ジャニオタで井の中の蛙だったあの頃だったら絶対しない発想だけど宝塚を見るようになったのとバンギャの友人が出来たことでその方がよっぽど自然だと思うようになった。
その中で長く続くグループは続けたらいいじゃんね。
KAT-TUNでの活動が楽しい、まだまだやれることがある、つーかむしろ始まっちゃいないぜ俺たちはこれからだ...!!と思えてるうちは続けてほしいな。
新アルバムもツアーも楽しみにしてます。
花組公演 『ハンナのお花屋さん —Hanna’s Florist—』観劇感想 2
2: ファッションショーなお花屋さん
半年前の私のようにハンナのお花屋さんを買い控えて?いた方がいたら、みりおちゃんで現代ものが見られる幸運を噛み締めてぜひ見に行くべき。
わたしにとってみりおちゃんはそんなに心に引っかかるスターではないですが、それでもあの姿形を持っている男役明日海りおが、現代っぽいとまで言うと大げさなのでニュアンスとしては“フツーの”メンズのお洋服を着て舞台に立ってる姿を生で見られるインパクトすごいぞ。
花屋の店長のファッションショーかな?ぐらい着替えるみりおちゃん。
わたしは2幕のカウチンが好きだなー。
男役が、というよりタカラジェンヌが普通のセーターじゃなくてカウチンセーター着てるのって新鮮。
なんつーか男役の体形に関して、首や肩辺りの骨格の話とか膝下長いねとかそんな話はもちろん大好物なんですが、腰回りがどうとか骨盤がどうとかあまり言いたくない。努力でどうにもならない部分だからけなすのも褒めるのも気が進まない。
でもみりおちゃん本人は武器だと思っているだろうから勇気を出してここであえて言う。
ハンナのお花屋さんはスキニーパンツを履いて男役として成立するみりおちゃんのお尻のおかげで演れている公演だと思います!!!!!
神様ありがとう。
全ての巡り合わせにありがとう。
私は奇跡を目撃したようだ。
みりおちゃん以外だと花屋メンバーはもちろんおしゃれで個性があってかわいい。
新人2人が極度にあか抜けないのも演出の意味でいっそ良し。
劇中季節が移ろうのだけれども、出てくるイベント(ハロウィンやクリスマス)からだけでなくお洋服が季節を見せてるのが楽しい。
Twitterにも書いた気がするけどイチ押しは綺城ひか理ちゃんのハイネックのセーターです。
黒で糸が太そうで、防寒重視でモッコモコ着てる感じがかわいいんだな~。
あとは音くりちゃんの衣装は街にいそうなリアルなおしゃれ感。
そして言わずもがなの花野じゅりあ様。じゅっちゃんお稽古場で着てるのもおしゃれだったな。
好きなのは白姫あかりちゃんの白い衣装かなー。
みりおちゃんのお父さん役であるおキキさんに関してはおめかし時以外ほとんどリネンぽい夏っぽいアイボリーのベストとスラックスで着たきりですが、その衣装がまあ大変お似合いで。
ジェラルドぐらいノーブルだけど、ジェラルドよりぐっと聡明な感じが良い。
聡明...だと思ってるとギリギリしたくなるシーンもありましたがそこはネタバレ有と明記して感想書かなきゃな~。
そして注目のハンナ役舞空瞳ちゃん。
ハンナという役は一言で言うなら肩書が村娘で属性が不思議ちゃんな子なんですが、これまたぴったりなスカート履いてるんだなあ。
一見白なんだけどよく見るとピンクの布と貼り合わせるみたいにしてあって、村娘の針仕事感とかわいい不思議ちゃんにのみ許されるふんわりスカート感が絶妙。
そしてそして今回たまらんかったのが乙羽映見ちゃんのパンツルックである。
快活でキュートで色っぽくて頼れておしゃれで良い役。
あきらとのカップルがむちゃくちゃかわいいのだ。
もちろんあきらはスーツ。
似合うとかわざわざ言及しませんよ。
あと収穫は更紗那知ちゃんのスーツスタイル。
スーツの似合う娘役っていいよね~~~。
紺や黒のシンプルなスーツにボブでシンプルなんだけどよく似合ってる。
そしてアクセントはダンサーらしいおみ足。
衣装だけぼーっと眺めてても十分楽しめそうな公演だわ。
フィナーレでひっくり返ってしまいそうではあるが。
花組公演 『ハンナのお花屋さん —Hanna’s Florist—』観劇感想 1
1: パラダイスプリンスなお花屋さん
『ハンナのお花屋さん —Hanna’s Florist—』を観てきました!
といっても実際の観劇は初日の次の日のマチソワだったのでもう2週間くらい経過してしまってます。
また近々観られるのでせっかくだからそれまでに初見の感想をちゃんと残しておこうと...
しかしあれですね、久々にマチソワなんてしたらなんかどっと体力もってかれたわー。
ハンナのお花屋さんという公演の内容によるものってのはあるとはいえ。
これ毎回してる百戦錬磨の皆さますごい。
さて感想!
まず今回私は言っちゃ悪いのですがすごくすごくハードルを下げておりました。
現代もの?しかもACTシアターでしかやらない??
それでもって景子先生で題材は花屋?なになに舞台はデンマーク?
地雷?絵本?
あぁ~...なるほど~...
みたいな感じでした。
つまるところ「私の趣味じゃないだろうな」と思っていた。
「ほんわかハートウォーミング方面、現代ものゆえのリアルで重苦しいストーリー、どちらに転んでも好みじゃないだろう」と思ってた。
そうこうしてるうちにキキちゃんの組替えが発表され、衝撃から立ち直るため心が「ハハッ組替え商法ですか???」というようなヤケを起こし、
じゃあ回数見たるわ!!花組最後だし!!!お芝居が苦手な感じでもオリジナルだからフィナーレはあるだろ!!!
それに景子先生ならきっと衣装はきれい!!!!!
10分のフィナーレに8,000円払うよ私そういうタイプのヅカオタだからな!!!
ぐらいのテンションでした。
それを前提にして言うのなら...
結構おもしろかった。
まず演出家植田景子について。
私最近の景子先生の小劇場作品は全く見ていなくて。
観劇もしてなければ映像でも見られてない。
オネーギンとか双頭の鷲あたり評判よかったからそのうち見たいなとは思いつつ。
逆に大劇場のは私が宝塚をちゃんと見始めた2009年頃からはロスグロ以外全部見てて、
そのうえであまり好みでなかった...のよね。
だからそのイメージで凝り固まってて景子先生の作風は好みじゃない、と思ってたのですが。
今回ハンナのお花屋さんを観劇して大事な作品を思い出しました。
パラプリだこれ。
そうだそうだ、景子先生で現代ものっつったらパラプリじゃん!と、花屋で働くメンバー達のやり取りを見て思い出した。
宙組公演『Paradise Prince』、まだ本格的にヅカオタになる前に見た作品だけど印象深かったのか、
2009年『薔薇に降る雨』/『Amour それは・・・』で蘭寿さんにハマった時に同行者の母に
「あの男爵の人は前に薔薇をくわえて踊ってた人?」
「あのピンクの衣装で手話してた人は前の公演で薔薇をくわえてキザに前髪を一筋下ろしてた人??」
なんて質問攻めにしておりました。
蘭寿さんファンになってから何回もDVD見たなー懐かしい。
あったわ。景子先生で好きなのあった。パラプリあったわ。
と客席で納得する私。
パラプリも「いや漫画かよwwwねーよwwwwあほかwwこれだから宝塚はwwwご都合主義かww平和ねwww」と笑い飛ばしたくなる部分がありつつ、
それでもなんだか登場人物みんなが愛おしく、みんなどうかどうか幸せになってね...!と願いたくなるような話じゃないですか。
ハンナのお花屋さんもそんな感じでした。
なんていうか現代社会の怖いところ、きれいごとではいかないところと、
宝塚世界の優しさみたいなものが良い具合に補い合ってた、みたいなイメージ。
宝塚らしくもありらしくなくもあり、その辺りのバランス感覚がいい感じでした。