回転舞台

回る舞台で恋をした song by Ataru Nakamura

月組『ロミオとジュリエット』を観た。4 マーキューシオ

◇マーキューシオ(美弥るりか)

みやるり!ようこそ月組へ!

今回宝塚初めて、だけど1回観てみたかったの、という友人と一緒に行ったのですが、

彼女は「みやるりの横顔の鼻がツンとしてるところ」にきゅんときたようです。

それを私の母に話したら「あ~、みやるりの鼻は良いよ(しみじみ)」だってさ。

なにこの私の周りのフェチ集団w

ま、私も客席降りのときとし(宇月颯)の横顔に見とれていたわけですが。

しかしその話を幕間にしたものだから、二幕ではみやるりの鼻ばかり気になって気になって。

めっちゃかわいいですね!横顔!鼻!

キャトルでもきれーーーな横顔の舞台写真を発見して、

棚から抜き取った瞬間二人できゃー!って言ってしまいました。

かわいい。

フェチ話は置いておいてw

まさみりみやるりの絡みは、すっごく新鮮でした。

いや組替えなんだからそれで当然なんだけど。

なんていうか正直、まさみりの二人が似たような背格好でいるところにさらにみやるりが加わるのかよ、

似た者同士集まっちゃうのかよ、かわいいかわいいな子の集団になっちゃうのかよ!

・・・と思ってたのです。

でも実際に絡んでいるところを見たら、

当たり前なんだけど3人とも個性が違ってかなりおもしろかったです。

まさおにもみりおにもできないけどみやるりならできる、

そんな役がこれからもきっとあるはず。楽しみ。

マーキューシオとしては、仕草や動作の引き出しが少ないのでは・・・と思わされましたが、

心情描写はすごく丁寧。な気がする。

ちょっと子供っぽすぎるような気もするけど、二人のロミオも割と子どもっぽいからまあいいのかな。

ベンヴォーリオのお尻を叩いたりしてじゃれ合っててかわいかった。

大劇場で喉を痛めてしまっていたようなので歌を心配していましたが、

思っていたより大丈夫そうで安心しました。

15日の方はなんだか辛そうで、喉をごまかしてだましだまし歌っているような感じがしてて。

こういう歌い方が癖になってるのかなー、だとしたらみやるりの良い声が生かせなくなっちゃうな、とショックだったのですが、

16日の方は割とまっすぐ、丁寧に歌っているように感じました。

マブの女王でところどころハスキーだな、ぐらい。

あれがデフォルトの声になったらそれはそれでポイント。加点。

でも、もっと思いっきりわーっと歌っているであろうティボルトとの対決、そして両者の死のシーンでは、案外かすれないんですよね。

単純にマブの女王のキーが合わなかったり歌が難しいだけなのか。

個人的なツボは、2幕の僕は怖いリプライズで死にあやつられて(?)踊るところ。

あそこ、担架を立てられて立ち上がったとき、

ティボルトはまさおもみりおも顔をまっすぐ前に向けて、目を閉じてる。

それに対して、みやるりマーキューシオは顔ごと少し下に向けてる。

この違いはなんなんだろう。

意図された振りなのか。みやるりの動きなのか。

なんかすごくツボった。気になってよーく見ちゃった。

んで見てたら、死が腕を振って二人を動かし始めたとき、

ティボルトはすぐに前に向かって動き始めるんだけど、

マーキューシオは自分の手を見つめてるの。

あれはどうしてだろう。

みやるりの表情がよくて見ちゃってたんだけど、わからん。理解力不足・・・

そしてフィナーレ。トップバッターで銀橋せり上がり!

曲タイトルは「愛の為に」かな?神父様とロミオの。

あっいゆっえーにひとーは~♪なアレンジ。

あれはなんだろう・・・ジャズ?ブルース?え、ロック?(ひどい)

用語がわかんないけど雰囲気が超ムーディー。

銀橋のそこかしこで立ち止まったりしゃがんだりしてくれちゃう。

超かっこいい。きゃーきゃー。

我々のほぼド正面で止まったとき隣で友人が息をのむのがわかりましたw

私の中で、華はあるんだけどどこか存在がおとなしい、という印象のあったみやるりですが、

うーん...それ自体はやっぱり変わらなかったかなー。

でも私にとってこの演出のマーキューシオという役があまり魅力的でないというのもあるかも。

これから月組でもっともっと進化していくのを楽しみにしてます。

お鼻にも注目しながら(ノ∀`)♡