回転舞台

回る舞台で恋をした song by Ataru Nakamura

キキちゃんはロマンチック・レビューが似合うという話

前回記事中に書いてたけれども脈絡が無くなって分けた部分が下書きにあったので公開しておく。

 

 

2014年の巴里祭、私あれスカステで見ただけなんだけどだいっっすきで。もーとにかくみつるがおしゃれで小粋でかわいいし、脇を支える花組メンバーは頼もしいし。

んでまだまだほにゃほにゃしていると思ってたキキちゃんがかわいいかわいい花娘を引き連れ「Amour それは...」をやるのが素敵なんだよね...!ほんっと似合ってて、その時にキキちゃんはロマンチック・レビューが似合う人なんだな~という印象を持ったんだった。

花組でキキちゃんを見てきて、初めの頃は「ダンスの苦手な子」というイメージだったのが、だんだんと取るポーズがすごく美しく決まるようになっていって、今では「キレのあるダンスが踊れるわけじゃないけどポーズの一つ一つがきれいで見せ方が分かってきたスター」ぐらい思ってます。偉そうですがねうふふ。

でも私は過去記事で書いたとおりキキちゃんに蘭寿さんの香りを感じてるので...!

 

hybdby.hatenablog.com

 

hybdby.hatenablog.com

 

などと貼ってはみたけど読み返してもキキちゃんに蘭寿さんみを感じてるっていうのは書いてないな。Twitterだったかな。

 

 

 

でした。

見返してて疑問だったツイートはこれ↓

 

オーシャンズ新公の映像見てて思ったらしいけど...??

まあ野暮なこと言うのはやめておこう(笑)

 

夢アモールの芹香さんの腰つきとノーブルな愛ちゃんと宙組スターのカラーの話

ひどいタイトル。

 

先日宙組さんの「『シトラスの風-Sunrise-』~Special Version for 20th Anniversary~」を観たときにむちゃくちゃインパクトがあったのが夢・アモールのキキちゃんだった。

シトラスをちゃんと見るのは初めてだったけど夢アモールはさすがにタカスペやなんかで見たことがあったので脳内の映像と無意識に比較しながら見てたわけですが、え、なんか芹香斗亜氏色っぽくないです??とびっくり。

やー花組でかっこよくなったな、驚いちゃったわ、という記事はこれまで何度も書いてて分かってるつもりだったんだけど、組替えしてカラーの違う方々と並ぶとまたその違いが一層くっきりしておもしろいもんだね~~。

 

「あ~夢アモール♪」のとこだっけか、横にステップするところ、そこで首とあと特に腰!にニュアンス付けてるのがすごくよくわかるー!セクシー!セクシーだよキキちゃん!

いやかっこよくなったとは思ってたけどあんなにダンスにこう色というかクセというか付ける人だった?何とも言えずクサくてキザでかっこいいよキキさん。

並んでる真風さん、愛ちゃん、マギーがダンスに関してはすごく素直な感じに見えて意外でした。

 

特に愛ちゃん、生で見る機会の減ってた私はスカステで見るぐらいだったので「色濃い役をたくさんしてきてクドめでインパクトのあるお芝居をするようになった」ていうイメージだけが先行しちゃってて、スターそのもののカラーとしてもそうなったのかと勝手に思ってたんだけど、今回見て「なんてノーブル...!!」と嬉しいサプライズ。愛ちゃんてノーブルな~。

カラーで言うなら確実に白。身体がまっすぐ前を見ていて、目は常に遠くの美しいものを見つめてる。なんていうかファンタジーの中の人みたい~って思った。

これはまた真風さんがスーツが似合いそうな現代的な男っぽいかっこよさがあるからその対比もあるのかなとも思ったり。

 

キキちゃんの組替えが発表されたとき、正直「まかキキは星組で一緒にやってたし、愛キキは同期、そして3人とも歌ダンス芝居にものすごく優れてるというわけでなく武器は長身のスタイリッシュさ...ってこれトップ・2番手・3番手とカラーが被りすぎでは??」と思った部分があった。

でも実際ショーで見てみたら3人のスターのカラーは全く違ってたのでこれからを想像してワクワクした。

 

タイプ分けするなら

真風: リアルメンズタイプ

芹香: キザな男役タイプ

愛月: ファンタジー世界の住人タイプ

な感じ?

 

愛ちゃんだけ上手く言えない困った。とにかくファンタジーなの。ユニコーンに乗ってそうだもん愛ちゃん。

真風さんがセレブなスーツ、キキちゃんがジゴロのスーツが似合うとしたら愛ちゃんは白いマントが似合う、そんな感じ。

 

宙組さんおもしろいです。今後がとっても楽しみになった。

 

宙組 ロマンチック・レビュー 『シトラスの風-Sunrise-』 感想思い出し

もう千秋楽だけどきにしない!

 

今回私にとっての初シトラスでございました~

...と書こうとしたけどそうじゃなかった、宙組創設時の『エクスカリバー/シトラスの風』を1000days劇場で見てるんだった。

とはいえ覚えてないし映像でも1度見たかどうかくらいだし、2014・2015年の再演時は見てないしで初ですわこれは。

 

幕開き、「Amour それは...」で衝撃を受けた娘役がパステルカラーのスカートを広げて座ってる始まり方。

これもう洋物だけどチョンパだよね。すき~~~。全ツなら「はわぁ...」って客席から声が漏れるやつ。

ロマンチック・レビューは古臭いと言われてしまうのもわかるけど私はそこが好きだなー。古き良き薫り高さというのかな。

 

主題歌を聞きながら「私は今ついにシトラスを観ている...!!」みたいな謎の感動に襲われる。

蘭寿さんを好きになって宝塚にハマりこんだのが2009年で、そこから花組に異動するまでの2年間は宙組を観ていたし、もちろんその頃に貪るように宙組にいる蘭寿さんの映像は見てて。

それでもタニちゃんがトップの時代は特に新しいことをやるぞーという感じで新作も多かったし、そもそも宙組の歴史がまだまだ浅くて「宙組とは!伝統とは!!」みたいな感じがなかったから、「シトラスを見ておかねば...」なんていう気持ちは無かった。

それが今回「宙組誕生20周年!!」と打ち出されるとこれは一度拝んでおかねば...!という気分になるし、かの有名なシトラスをぜひ能動的に観劇せねば...!と思わされてしまった。

やっぱり2014年、2015年と再演してるのには20周年に向けて段階を踏んで盛り上げていく意味もあったのかね~。

当時観ていた方は飽きちゃう部分もあっただろうけれども。

 

そんなシトラス、ほんとにほんとに主題歌が良い。歌詞が良いし曲が良い。グルーヴ感が良い!平たく言えばお祭りっぽさみたいな。

繰り返される「眠る時代を呼び起こせ」のフレーズに否が応でもワクワクさせられる。

あの部分がまた「眠る時代をっ呼び起こっせっ...!」みたいな感じじゃん、謎の囁きコーラスとスタッカートがたまらん。なぜこれほどにも心が動くのか理屈は分からないし古臭いとは思うんだけどとにかくワクワクする。ソワソワする。動き出したくなる感じ。

もーー岡田先生も吉崎先生も天才か。

 

で歌を聴いてると後ろであのポーズを取ってるすっしーが目に入ったりするんだよね。

それでさらに熱くなる。

 良いわー宙組、新しい組かっこいいわー。