回転舞台

回る舞台で恋をした song by Ataru Nakamura

月組『ロミオとジュリエット』を観た。2 役替わりの二人。

◇ロミオ、ティボルト(龍真咲)

全体的にかっこよかったー!トップオーラあったー!一皮むけてたー!

かわいいんだよいかんせん!

ダンスが弱かろうが台詞の節回しに癖があろうが歌い方が独特だろうがかわいいもんはかわいいのだ。

この場合のかわいいとは「顔が」とか「ペット的な意味で」とかでなく、

なんか気になっちゃう、目が離せない、嫌いになれない、愛おしい、そういう意味で。

受け取る人によってはそんな要素はマイナスなのかもしれませんが、

私の好きなタカラジェンヌ像としてはプラスだなー。

ロミオのときもティボルトのときもすごく存在感があった。

随所に見られるクセも、それをねじ伏せるような圧倒的なオーラのもとにあったので気にならなかった。

ただまあ、作品に助けられているっていうのが一番だろうけれども。

でもそれでいいじゃない。若いトップのお披露目だもの。

ロミオのときは新しいまさお像を。ティボルトの時は本来の魅力をさらに開花させたまさお像を。

楽しませていただきました。

◇ロミオ、ティボルト(明日海りお)

かっこよかった。イケメン度がこの世のものと思えない。意味わかんない。

私のイケメンキャパを超えた。処理能力の限界。

っていうかっこよさ。

とにもかくにもかっこいい。

ふとした瞬間のふとした表情がこれでもかというぐらいイケメン。切っても切ってもイケメン。

だがしかしティボルトのときの存在感が・・・もうちょっと押し出してほしかったかなあ。

準トップお披露目なので、これからどんどんトップと張り合って渡り合うような役ができたらいいんだろうけど。

ロミオのときは本来の魅力そのままの、かつその源を見せてくれているような、そんな演技。

男役としてはクールで心の動きが見えにくい人だけれども、かなり心を開放して演技してたんじゃないかなあ。

ティボルトのときは、挑戦しながらも自分の中に湧き上がる新しい感情を楽しんでいるような。

ずっと突き詰めていってほしいですねー。

長くなりそうなので二人のロミオ・二人のティボルト語りはあとで。