雪組ロミオとジュリエット感想1 キムの歌が素敵
観劇からまたも日にちが経ってますがやっぱり書く。
自己満覚え書きです。
観たのは2月24日18:30公演、25日13:30公演、3月1日13:30公演。
24日以外は予定外の突発的な観劇w
3回の感想がまぜまぜになっている部分があるのでご了承を。
あ、それと星組版のDVDを持ってて、一応見ています。
じっくり見たわけじゃないですが。
星組と雪組で優劣をつけることはしないですが、比較はするかも。
と、ダラッと注意書きを書いたところで・・・
・キム(音月桂)ロミオの歌声が好みすぎる!!
・彩凪翔さん&透真かずきさんがかっこよすぎる!!
これらが今回の雪組公演の、私にとってのトピックス。
もったいつけて♪気どりまくって♪我が家のトピックス♪ってやつ。
まず、キムロミオの歌。
うまい。うまい!(大事なことなので2回言いました)
衝撃でした。
とはいえ、初見の最初から受けるインパクトがすごく大きかったわけではなくて。
初めはとにかくうまいなーと思いながら聞いていたんだけど、
考えることを忘れてとにかく酔いしれたのが、2幕の「僕は怖い(リプライズ)」。
めちゃくちゃいい。
ここまで自在に歌が歌える人だったんだーとびっくりしました。
感情の乗り具合がすごい。
今回のキムの場合、ただ歌の上手いいわゆる“シンガータイプ”ではなくて、
ミュージカル役者、という感じ。
音程やリズムを正確に歌えるのは前提、もう当たり前で、
そこに気持ちを乗せて客席にまっすぐぶつけてくるその力がケタ違い。
初見のときはそれほどまでキムの歌や声を意識してなくて。
やっぱり笑顔がかわいいなーとかそういうことを思いながら全体を見ていたんですが、
観劇後の「僕は怖い」の脳内再生がやばくて。
ああ、キムの歌声ってものすごくかっこいい、めちゃくちゃ私好みだわ・・・とw
そのあと2回はキムが歌いだすと歌声に神経集中してました。
いやー好きすぎる。
こんなに歌声がかっこいい、好きだと思ったのは中1のときのポルノグラフィティ以来かもしれないw
だけど、かといってじゃあCD出したらなんでも買うか、っていうとそういうことじゃないんですよねー。
演技と歌の融合がよいのだ!(力説
歌を歌いこなせて、歌で演技ができる人。という印象を受けました。
あまり馴染みのないフレンチポップスだし、音域も広いし、高い音から急に低い音になったり、その逆だったり・・・と難しい歌ばかりでしたが、
しっかり自分のものにしつつ、原曲の雰囲気を残している・・・というような。
家に帰って、星組のDVDと原曲のCDを視聴して初めてそのことに気づきました。
あ、ちえ(柚希礼音)ロミオはずいぶんと歌が宝塚ナイズされていたのだなあと。
意識してか否かはわかりませんが。歌い方の違いかな?
ただそれはそれで馴染み易くてよかったし、星組Ver.のカラーとしてまとまってたからおk。
っていうかまずちえさんダンサータイプだし独特の声してるのによくあれだけ歌い上げてるよなあ・・・すごいよなあ・・・
と、それはそれで別の感動があるのですが。
おっと逸れた逸れた。
っていうかね、言語にはそれぞれににぴったりの曲とか、
そのことばを当てるとどうしてもそういう曲調になる、っていうものがあるんですよ。
例えば、韓国語は破裂音が多いから、今流行のK-POPのような、激しいサウンドのダンスミュージックが合うとか。
で、日本語は大げさに言えば「何を歌っても歌謡曲になる」言語。
一音一音しっかり音を取るし、母音もはっきりしてるので、
速いテンポで駆け巡るような音楽よりは歌詞の聞き取れる音楽が合うのです。
・・・って最近どこかで聞いたw
偉そうに語ったけど全部付け焼刃ですサーセン
つまり今回のジェラール・プレスギュルビック版のロミオとジュリエットは、
フランス語にしっくりくるように曲が出来ているわけで、
その曲に日本語の訳詞を当てたものを歌っているわけで。
多少訳の上手い下手に左右される部分があっても、
どうしてもある程度は日本の歌謡曲調になってしまってもしかたないわけで。
それが、キムの歌はそれが薄かったように感じられた。
えらっそうに語りつつも素人なのでわかんないですが、
リズムの取り方とか何か色々あるんでしょうな・・・
星組・雪組、どちらがやったのも、「ジェラール・プレスギュルビック演出、小池修一郎潤色・演出」でしたが、
星組版のロミオとジュリエットはジェラール・プレスギュルビック版を参考にした宝塚オリジナルという感じ。
雪組のは宝塚でやる海外ミュージカルという感じ。
それぐらい雰囲気が違うように思えました。