回転舞台

回る舞台で恋をした song by Ataru Nakamura

星組『ガイズ&ドールズ』を観た。2

つづき。

前回書いたように星組さんを見るのはかなり久しぶりで、

下級生の顔分かるかな~こんな状態でノリきれるかな~なんて思いながらだったのですが

楽しかったー。

それより不安だったのがガイズの演出の変わってなさで。

古臭いとか古臭くて星組に合ってないというような意見も見かけたのでどうかなーと思ってたんですが、

そちらも「うん、これはこれで」とさくっと受け入れました。

というよりそもそもわたし古臭いミュージカルミュージカルしたミュージカル好きだったわ。

これまで触れたガイズは、少し前にBSでも放送してた1955年の映画版と、

2010年にジャニーズの内博貴が主演した舞台版。

宝塚版がオリジナルの舞台版に忠実な演出だとすると、

映画版はずいぶんクールでさらっとしてたんだなあ。

マーロン・ブランドの歌い方とか朗々と歌い上げる感じじゃなく、

すっと口ずさむみたいな感じで。

内くん版は正直すごくおもしろかったー!!という訳ではなかったのであまり覚えていないけれども

高橋由美子さんてすげーかわいいなー上手いなーと思った記憶はある。

あ、あとガイズが最高だった、ダンス良し歌良しビジュアル(顔だけでなくてね)良しで。

確か見る前は「内を補強するために歌ダンスが上手くてビジュアルは二の次の人が来るだろう」

と思っていたんだな。

まあそこがそもそもの大きな勘違いだよね、ジャニーズのビジュアルにかける力はすごい。

え、wikiで当時のキャスト見たら

ハリー:中村昌也

って書いてある。

いたんだろうかあの長身が。

全然記憶がない。

それはいいとして田中ロウマさんを中心とする5人ぐらい?

のすらっとした野郎どもがガンガン踊ってそのあたりはなかなか楽しい舞台でした。

内くん目当ての若い子たちが内くん出てないシーンで錦織さんばっかり見てるのがもったいなくて仕方なかった。

そんな中見た今回の星ガイズは、古臭いミュージカルに合う宝塚のトラディショナルでノーブルな部分と、

かつてちえちゃんが築きあげ率いていた男臭い星組の野郎どもが上手いこと融合した

良い作品だったのではないかと思う。

娘役は出番が少なくてちょっぴり切ないけどもね。

娘役と言えば踊り子ちゃん達の衣裳、あれはないわー。ないわー。

映画見て期待に胸ふくらませて行ったのにあれはないわ。

映画の衣裳の方がずっとかわいいよう。

星娘のダルマが見られると思ったのに、歌の途中で1枚脱いでも大して変わらないんだもの。

あれは残念。

うとうとしてたナイスリーが脱いだらハッとなって飛び跳ねるのはかわいかったけど笑

ああさやかさんのナイスリー素敵だったな...

つづく。